TinkerDigger’s blog

誰かも同じことを考えているに違いない日常。

百均

 百均でしか買えないもの。
 まず、現場で掘削範囲出しに使う細くて長めのビニール紐。本来は荷造り用のものである。工事用の水糸に比べると、バックホウのオペレータからの視認性が良く、風になびくこともなく、ひと巻き130メートルくらいの長さがあってコストも安い。皆が心配するほど弱くない。スズラン紐じゃだめである。10年くらい前から愛用している。

 ノートパソコンを持ち歩くときに使うデニムの巾着もお気に入り。クッションなどという余計な芯がないから、畳んでおけるし、ファスナーパーツの干渉を考える必要がない。以前、本革の高級ケースにいれていたときは却って本体にケース当たりの擦り傷ができたものである。昨今の百均では、化繊の巾着が増えてきて残念なことである。

 小さなスウェードポーチも貴重。会話嫌いの自分が休憩時間、人から離れるための重要アイテムとなるマルボロとジッポを入れていた。中身が中身だから、内張も不要。外側の土汚れが拭き取りやすく劣化しにくい本革であればそれでよい。動物皮革は感謝して信用して無造作に使えるものである。こうしたものは、案外普通の袋物屋には売っていない。大抵、オシャレに作り込まれすぎていて、厚みがあり、よくない。百均でも、昨今は合成皮革製が増えてきて、みかけなくなってしまったのは残念なことである。なくして買い換えのときは困った。池袋の「ひまわり」という店でみつけることができた時の感激は忘れられぬ。マイ定番とは恐ろしいもので、千円出しても良いと思った。